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軌陸式重量物運搬台車を鉄道営業線高架橋構築工事に導入

2006.09.22

  東急建設(株)(本社:東京都渋谷区、社長:山田豊彦)は、京急蒲田駅付近連続立体交差事業において、新たに開発した「軌陸式重量物運搬台車(名称:ツーウェイキャリア)」を導入しました。既に導入されている「移動式直接高架施工機*(東急建設梶E潟^ダノ・京浜急行電鉄鰍フ共同開発)」と併せて使用することにより、工期短縮に効果をあげています。


【開発の背景】

  東京都、大田区、京浜急行電鉄鰍ェ行っている連続立体交差事業は、京急蒲田駅周辺の交通渋滞や踏切事故の解消、空港線へのアクセス向上、地域社会の発展等を目的に、国の補助を受けて東京都の都市計画事業として進められています。本工事は、都市高速鉄道京浜急行電鉄本線の平和島から六郷土手駅までの延長5.4km(事業区間約4.7km)の区間、および同空港線の京急蒲田駅から大鳥居駅までの延長2.1km(事業区間1.3km)の区間を連続的に立体交差化するものです。
  本沿線では既設線直近が市街地である状況から、およそ半分の区間において営業線直上に高架橋を構築する直接高架工法が採用されています。

【概 要】

  本事業では、移動式直接高架施工機を用いた直接高架工法が営業線直上に高架橋を構築することで用地取得を最小限に抑え、事業期間を短縮する目的で採用されています。一方、梁・柱・スラブなどの大型部材を軌道走行用の運搬車に積載して、離れた作業基地から施工箇所まで終電車通過後に搬送する必要があり、時間を費やす要因となっていました。
  そこでこの度、施工箇所に近い狭隘な作業用地(地上)から、大型部材を搭載したまま軌道内に乗込み自走する軌陸式重量物運搬台車(ツーウェイキャリア)を開発し、本事業に導入しました。この運搬台車は、施工箇所までの運搬距離を短縮することで、作業時間を最大限に確保し、工期短縮に貢献します。
  また、本事業区間では、営業線近傍が市街地のため、騒音および振動などの環境対策が不可欠です。ツーウェイキャリアは低騒音・低排出ガス型発電機を搭載し動力源としており、運転時の騒音や排出ガス低減など環境面にも配慮しています。

ツーウェイキャリア 道路から軌道へ

【仕 様】

・寸法 : 幅2,730o×長さ7,460o×高さ2,600o
・質量 : 14,310kg
・最大積載量 : 25,000kg
・移動速度 : 地上走行時最大 0.35km/h  軌道走行時最大 1.80km/h

【特 徴】

・重量物を搭載したまま地上および軌道上を走行可能
・レールと直交方向に地上走行するので、任意の限られたスペースから軌道上への搬入が可能
・軌道上への搬入にあたりクレーン作業を必要としないため、き電停止を待たずに線路閉鎖直後に運搬を開始することが可能
・荷降ろし作業および運搬作業の安全性が向上
・ディーゼルトロリカーに比べ、運搬時の騒音や排出ガスを低減
・小型軽量で運転操作が容易

【今後の展開】

 本事業において、1号機の実績を踏まえ、さらなる改良機の導入が予定されています。
 今後、生産性向上の効果が期待できる、作業時間・作業空間の制約が多い都市鉄道工事を中心に導入・展開が期待されます。


【本件に関する問い合わせ先】

 
東急建設株式会社
経営企画室 落合・下原
TEL.03-5466-5005
E-mail:webmaster@tokyu-cnst.co.jp

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