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『トレイ開閉式廃棄物シュータ』を開発、病院での導入効果を実証
−リレー落下方式でソフトに連続排出−
2004.01.27

  東急建設株式会社(東京都渋谷区:社長 山田豊彦)では、使用済みオムツ等の廃棄物を詰めたゴミ袋を破裂させることなく最下階の集積室まで段階的に降下させて排出する『トレイ開閉式廃棄物シュータ』を開発し(特許出願中)、このほど埼玉森林病院増築工事(発注:医療法人昭友会、60床)に適用して、その導入効果を確認しました。


【概 要】

  病院や老人介護施設の各階で発生するゴミ袋に詰められた使用済みオムツ等の廃棄物は、従来は各階で人が収集してエレベータや階段を利用して運ぶか、または小荷物専用昇降機等により集積階まで運ぶ方法がとられていました。しかし、これらには以下のような問題点がありました。
・ 小荷物専用昇降機の場合は、投入階と集積階にそれぞれに人員が必要である。
・ 小荷物専用昇降機の場合は、ある階で使用中の場合に別の階では使用できず、空くのを待つ必要がある。
・ エレベータや階段を利用して運搬する場合、利用客等との動線が一致し、衛生や印象の面で問題がある。
・ 落下シュートを利用すれば集積階に人員は不要だが、落下の衝撃で袋が破裂し、内部の廃棄物が飛散する恐れがある。
  こうした背景から、袋に詰められた使用済みオムツ等の廃棄物を破裂させることなく、しかも少ない人員で運搬・排出することのできる低コストの装置が求められています。
 そこで当社では、投入された廃棄物を複数の開閉式トレイ(受け皿)により段階的に降下させることで落下衝撃を低減する『トレイ開閉式廃棄物シュータ』を開発しました。
 

各階投入扉


【トレイ開閉式廃棄物シュータの仕様と特長】

  ○主な仕様
・開閉トレイ
  階下まで通じる昇降路において下方に開閉する複数のトレイを一定間隔(縦方向)に配置している。上から奇数番目のトレイ(図中@,B,D)と偶数番目のトレイ(同A,C,E)を2つの群とし、これらを油圧シリンダにより低速でふぎょう俯仰させ、交互に開閉(20秒間隔)することで段階的に廃棄物を降下させる。
・シュート部
  廃棄物は集積階の天井付近から滑り台状のシュート部を伝い、降下と同時に集積場所に排出される。
・操作盤
  各階の投入口脇の操作盤スイッチを押すだけで、トレイを順次自動開閉させ、投入した廃棄物を階下に垂直搬送することができる。集積階までの階数に合わせ、自動的に最小の開閉回数だけ開閉し、停止する。

  ○所要時間
各階で投入してから1階の集積場まで到達する時間は、3階の場合で60秒、5階の場合で120秒です。

開閉トレイ式廃棄物シュータ動作イメージ

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  ○特  長
・ 安心:袋に詰めた廃棄物を破裂・飛散させることなく集積階に順次降下させ排出することができる。
・ 快適:患者や見舞客の目に触れず、また臭いがフロアにもれない。
・ 簡単:投入口に廃棄物を入れ、操作ボタンを押すだけで自動的に階下の集積室に排出・蓄積される。
・ 待たない:小荷物専用昇降機のように往復運転しないため、各階で随時投入し連続排出することができる。待ち時間がないので高層の建物で使用する場合は特に効果がある。例えば5階建の建物で使用が集中した場合、処理能力は小荷物専用昇降機のおよそ2倍、同じく11階建では約5倍となる(各階で45リットル詰めのゴミ袋を1袋ずつ同時に排出する場合の試算)。


【今後の展開】

  今後もこの『トレイ開閉式廃棄物シュータ』に改良を加え、使い勝手のより一層の向上を目指すとともに、リニューアル工事への適用も視野に入れ、採用の働きかけを行っていきます。また、病院や福祉施設以外にも、集合住宅など多様な施設への適用を図っていきます。

(参考)適用施設工事概要
@ 工事名称:埼玉森林病院第4期増築工事
A 工事場所:埼玉県比企郡滑川町和泉704
B 発 注 者:医療法人 昭友会
C 設計・監理:株式会社 日成建築設計事務所
D 構  造:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
E 契約工期:平成14年11月13日〜15年9月30日
F 敷地面積: 13,834.6m2
G 建築面積: 1,103.62m2
H 法延床面積: 7,623.77m2(今回工事部分:3,321.51m2)



【本件に関する問い合わせ先】

 
東急建設株式会社
経営企画室 井上・下原
TEL.03-5466-5005
E-mail:webmaster@tokyu-cnst.co.jp

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