![]() |
【概 要】
○移動式直接高架施工機の仕様本高架橋の構築においては、基礎杭の施工を行う「杭施工用」とプレキャスト部材の架設を行う「柱梁架設用」の2基の「移動式直接高架施工機」を使用します。これらの直接高架施工機はいずれも、高架橋と用地の拡幅の変化や建築支障物の高さの変化に対応できる機能を持っています。 ◇移動式直接高架施工機(杭施工用):ラーメン高架橋の基礎杭を施工するにあたり、架台上にクレーンを装備し、基礎杭施工の作業床を設けた移動式直接高架施工機 ・クレーン クレーン能力:25t×10.0m 最大揚程:25.0m(作業床基準) 最大作業半径:22.0m ブーム長さ:10.6m〜25.0m ・架台 作業床寸法:長さ21m、幅10.55m〜13.2m(拡幅量2.65m) ジャッキアップ量:500mm(高さ調整用) 走行速度:26.8m/hr 作業床積載:約85t(杭打機、鉄筋籠他) ・機体重量 190t(積載物含まず) ◇移動式直接高架施工機(柱梁架設用):高架橋を施工するにあたり、プレキャスト部材(柱、梁)を架設するクレーンを装備した移動式直接高架施工機 ・クレーン クレーン能力:32t×10.0m 最大揚程:25.0m(作業床基準) 最大作業半径:22.0m ブーム長さ:10.6m〜25.0m ・架台 作業床寸法:長さ19.5m、幅10.55m〜13.2m(拡幅量2.65m) ジャッキアップ量:500mm(高さ調整用) 走行速度:26.8m/hr ・機体重量 205t(積載物含まず) 〇移動式直接高架施工機の特長 ● 営業線(複線)を跨ぐような形で広い作業床を有し、その上に大型油圧クレーン(電動式)を装備していることから、線路敷地内での高架橋工事が昼夜間の施工可能 ● 工事区間によって線路敷地の幅が異なること、また駅等の構造物があることから、作業床の幅や高さが油圧装置を用いて自在に調整可能(*特許申請中) ● クレーンの油圧ユニットに低騒音の電動モーターを採用し、夜間作業の騒音を抑制
【施工手順】 実施工は以下の手順で各作業を行います(下線は移動式直接高架施工機による施工)。 @ 準備工事 A 仮設工事 B 基礎杭工事 C 基礎工事 D PCa柱工事 E PCa梁工事 F PCaスラブ工事 G 付帯施設工事 ・基礎杭工事:基礎杭の施工位置まで直接高架施工機(杭施工用)を移動させ、作業床上に装備されたクレーンによって開口部に削孔機を設置して掘削を行う。その後、鉄筋籠の建込み作業を行い、コンクリートを打設して基礎杭を築造する。 ・プレキャスト(PCa)柱・梁・スラブ工事:柱・梁・スラブの各部材をき電停止後にモーターカーおよび台車にて営業線上の施工場所まで運搬し、直接高架施工機(柱梁架設用)に装備されたクレーンによって建込みと組立てを行う。 【特 長】 ● 工事の省力化 型枠支保工兼用のプレキャスト部材を用いるため、現場における型枠・支保工の組立て、解体作業の省力化が可能 ● 工期短縮 従来工法に比べて作業効率が向上することから、終電から始発までの限られた時間でも大幅な工期の短縮が可能 ● 営業線の安全や周囲の環境に配慮 梁・床版支保工などの仮設工事削減により、営業線の安全運行の確保ができ、また線路閉鎖・き電停止回数や危険な高所作業を削減し、さらに作業騒音も抑制 ● トータルコスト低減 工期の短縮や工事の省力化により、トータルコストの低減が可能 ● 高品質 天候に左右されない工場でプレキャスト部材を製作するため、安定した品質を確保することが可能 ● 環境にやさしい プレキャスト部材を使用するため、型枠や熱帯材の使用を大幅に削減 【今後の展開】 移動式直接高架施工機の製作は、杭施工用、柱梁架設用とも平成15年9月末に完了しています。今後は工事の進捗状況を見ながら、平成16年度中の稼動を目指して準備を進めて参ります。 【本件に関する問い合わせ先】
|
![]() |