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【工法の概要】貯留槽・給水・排水機能が一体化したシンプルな構成
都市のヒートアイランド対策として、屋上や壁面などの構造物緑化のニーズが高まっています。しかし、構造物緑化では頻繁な散水が必要であり、環境対策としての緑化散水に、遠い水源地からの水道水を用いるのでは本末転倒です。また、渇水して植物が枯れた場合、再度植物を植え替える費用も考慮しなければなりません。 近年多発している都市型洪水も、ヒートアイランド現象に起因すると言われています。本年6月には「特定都市河川浸水被害対策法」が成立し、河川整備や下水道整備が完了している都市部において、雨水貯留浸透施設を設置するための法的整備が進められています。 そこで、これらの問題を解決するために、緑化する場所の降雨の流出を積極的に抑制しながら貯留し、毛細管現象を活用して無動力で給水する本工法を開発しました。
【適用場所】 本工法の効果が発揮されるのは、水の確保が難しい場所や潅水手間をかけられない場所での緑化です。例えば、防災公園における雨水貯留施設上の緑化などに有効です。もちろん、荷重的に許容範囲であれば、屋上や人工地盤上の緑化にも有効です。 また、高架橋の下部や建物の軒下など雨のかからない場所には、他の場所(屋根等)で集水した雨水を貯留部に導入して活用します。
【効 果】 ○ 省資源:水やりが不要。長期に降雨がない場合も、少量の足し水で効果を持続できます。 ○ 雨水の活用:その場の雨水を活用し、都市の水循環を再生します。 ○ 維持費の低減:潅水に動力・水道水などが不要で維持費を低減。 ○ 雨水流出抑制:都市河川浸水被害対策としての雨水の流出抑制機能を有します。 ○ 公園規制緩和の動き(※)に対応:維持管理費が低減できるので、屋上や人工地盤上を都市公園として活用できます。 ○ 広い面積で効率的な施工が可能:ユニットを縦横に組み合わせることで、コンテナ式のものに比べて広い面積を効率的に施工できます。 ○ シンプルな仕組みで高機能:土壌支持部材が排水材・給水材・貯留材を兼ねるため、シンプルな構成で高機能なシステムを提供できます。 ※) 国土交通省が来年度の国会に、都市緑地保全法と都市公園法を統合し、ビルの緑化を義務付けるとともに、緑化を行うことにより容積率などを緩和する措置等を盛り込んだ「都市公園緑地法案」(仮称)を提出することが、一部マスコミで報道されています。 【コスト】 給水タイマーや潅水設備、排水材などにより、本工法と同様の機能を有する他の緑化工法と比較した場合、工事費は同程度です。しかし、維持費を考えた場合、本工法は装置の交換の必要がなく、給水設備が不要なことから水道水料金や電気料金などもかからないため、格段のコスト低減が可能となります。 また、長期的に降雨がない場合は貯留水を補給する必要がありますが、水の使用効率が良いため、通常より少ない給水量で済みます。 □ 研究会について 【本件に関する問い合わせ先】
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