東急建設株式会社をはじめ、新日本製鐵株式会社、株式会社熊谷組、株式会社巴コーポレーションの4社による「バンコク地下鉄鋼製地中連続壁プロジェクトチーム」(代表:東急建設 以下、プロジェクトは「本プロジェクト」、チームは「本チーム」)は、このほど、バンコク地下鉄プロジェクト(タイ国、期間:1996年12月〜2002年12月)のシーロム駅建設において採用された鋼製地中連続壁のエンジニアリング業務に関して、財団法人エンジニアリング振興協会より第23回エンジニアリング功労者賞を受賞しました。授賞式は本日17時より、東海大学校友会館「望星の間」にて行われました。
エンジニアリング功労者賞は、その活動を通じてエンジニアリング産業の発展に著しく貢献したグループ(チーム)および個人を表彰するもので、本チームの受賞は、エンジニアリング産業における技術力の向上や新分野の開拓など「エンジニアリング振興」分野において高い評価を受けたことによるものです。
【プロジェクトチーム発足の経緯】
シーロム駅はバンコク地下鉄ルートの中でも最も渋滞の激しいビジネスの中心地にあり、当初は高級ホテルの前庭に建設の予定でしたが、地権者の反対により位置をずらし、高架道路をアンダーピニングして、その直下に建設することになりました。
そのため、駅は高架道路の荷重を受けることになり、さらに橋脚の基礎を避けて深い位置に変更されたことから、当初予定していたRC地中連続壁では厚さが1.2mから1.8mに増大し、それに伴い地中連続壁掘削機、周辺の地下埋設物用地、路下施工などの問題が生じたため、施工が事実上不可能となりました。
そこで、上記4社は、薄壁化が可能で施工性に優れ、土留めだけでなく駅舎本体としても利用可能な鋼製地中連続壁の採用を提案するとともに、海外で初の適用となることを踏まえ、本プロジェクトを品質・工期ともに成功裡に完遂させるため、本チームを結成したものです。