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世界初/機械式T字接合シールド工法(T-BOSS工法)のシールド機発進
大深度地下におけるシールドトンネル接合技術の確立をめざして
2002.07.29

東急建設梶A樺|中土木、褐F谷組による建設共同企業体は、東京都下水道局発注の「港区赤坂一丁目、六本木二丁目付近再構築工事」において、T字接合研究会(東京都下水道サービス梶A褐F谷組、五洋建設梶A清水建設梶A東急建設梶A西松建設梶A滑ヤ組、ジオスター梶A日立造船梶A三菱重工業梶jが開発し、東京都下水道局が実現場への適用について検討してきた機械式T字接合シールド工法(T-BOSS工法)の世界初の実証施工を行うため、このほどシールド機を発進しました。



【機械式T字接合工法(T-BOSS工法)の概要】

シールドトンネル同士の接合は、接合箇所に立坑を設置することが一般的です。しかしながら、接合位置の大深度化や都市化の進展に伴う地下の輻輳化などにより、立坑の設置に費用がかかり過ぎることや、設置そのものが困難な場合が多くなってきています。
T-BOSS(T-type basement Branch off Shield System)工法は、シールドに格納装備された切削ビット付きの鋼製リング(切削リング)によりカッタヘッドの回転トルクを利用して回転させ、既設トンネルを直接切削・貫入し、新設トンネルをT字形に機械接合する新しいシールド地中接合工法です。
本工法は以下の特徴を有しています。
  1. 接合時の制約条件が少なくなる
     ・新設トンネル側の作業が主体であるため、既設管が供用中であっても接合できる
     ・切削ビットは鋼製セグメントでもRCセグメントでも切削可能
     ・切削リングを補強することで既設トンネルの開口補強など、事前準備がなくても接合できる
  2. 地盤改良を大幅に低減できる
    切削リングが接合時の山留めと止水の機能を有するため、地盤改良を大幅に低減することが可能となり、接合部が大規模で高水圧下になるほどコスト低減効果が高まる
  3. 機械的な接合で工期短縮が図れる
    切削リングによる機械的な接合工法のため、安全に効率よく接合を行うことができ、工期短縮を実現できる。また、地盤改良の低減により、なお一層の工期短縮も可能となる
本工法には2種類の接合方法があります。一つは切削リングが一重構造で、既設管内に防護コンクリートを設置することにより止水性を確保して貫通する方法です。もう一つは、切削リングを二重構造とし、外周リングと充填材により止水性を確保した後、内周リングのみ回転しながら押し出し、切削・貫通する方法です。
本工事では、@止水対策が確実な工法であること、A既設管渠内の作業が不要であること、B機構的に地山のゆるみが発生しにくい方式であることなどから、後者の二重構造の方法を採用しています。

【工事概要】

@工事件名:港区赤坂一丁目、六本木二丁目付近再構築工事
A工事場所:港区赤坂一丁目、二丁目、六本木一丁目、二丁目
B発 注 者:東京都下水道局 南部建設事務所
C施 工 者:東急・竹中土木・熊谷建設共同企業体
Dシールド機製作者:三菱重工業株式会社
E工 期:平成13年5月〜平成15年3月
Fシールド諸元:外径φ3290mm、機長7985mm、泥水式

地中接合地点は外堀通りの交差点で交通量もかなり多く、接合点直上の地下には営団地下鉄銀座線、電力洞道、電力マンホールなどが輻輳しています。また、地下水圧は0.43MPaにものぼる高水圧となります。このような厳しい条件のなかで、機械式地中接合工法(T-BOSS工法)がもっとも安全で合理的と判断されて、当工事への適用が決まりました。
なお、接合先である第二溜池幹線は、仕上り内径φ6500mm、セグメント外径φ7750mmで、深さ(管芯までの距離)は44.1mです。

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シールドマシン
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【今後の予定】

シールドの掘進は年内に終了し、地中接合部の地盤改良を行った後、平成14年11月に地中接合を行う予定です。また、T字接合研究会では今後多くの現場で施工実績を積み重ね、更なる技術面の向上とコストダウンに努めていく所存です。


【本件に関する問い合わせ先】

 
東急建設株式会社
経営企画室広報担当 井上、下原
TEL.03-5466-5005
E-mail:webmaster@tokyu-cnst.co.jp

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