従来の東急建設式全天候施工上屋(サンブレラ)はアコーディオン構造になっており、全体の約80%の開放が可能で、資材の出し入れを自在に行うことができる。また、昇降システムを搭載しており、上屋を折りたたんだ状態で4基の油圧ジャッキを同調させ、毎分1mの速さで上昇することができる。
しかし本工事(工事概要は別紙)では、大幅な工期短縮と低コスト化の要求のもと、雪のため作業が困難な1月から3月末までの雪養生を考慮し、吹雪の中でも春秋と同様に躯体工事が行える環境を確保する必要があった。
そこで、従来備わっていた上屋の大きな開閉や昇降機能を除き、必要最低限の機能に絞り込んで現場に導入した。具体的には、開閉は最小限必要な4.5m分のみとし、組立方法も既存の仮設材を利用して、更に簡単に組み立てができるようにした。また、上屋は6階の床まで盛り替えなしで躯体工事を施工できる高さに設置するなど、現場仕様に合わせて様々な改良を行った。