パワーショベルの遠隔操縦を例にシステムの概要を説明します(システム構成図参照)。
オペレータが左右のジョイスティックを操作するとジョイスティック付属のポテンショメータにより電圧信号が発生します。このデータをパソコンに取り込み、サーボアンプを通して増幅し、パワーショベルのバケット、ブーム、アームのそれぞれの油圧シリンダをサーボ弁によって動作させます。
パワーショベルの各油圧シリンダにはストロークを検出する位置計測器が内蔵されており、位置信号を出力します。位置計測器で測定されたデータをパソコンに出力し、パソコンは、ジョイスティックとパワーショベルの位置偏差を演算し、刺激装置からパルス信号を発生させ、電極を介して筋に電気刺激を行います。
オペレータの意志とは関係なく、動かしたいと思う方向と反対方向に筋に力が発生して手首が動き、オペレータはこれを反力として感じることができます。
電極を貼る皮膚の場所は、バケットに対応する点は右手長橈側手根伸筋、アームに対応する点は左手長橈側手根伸筋、ブームに対応する点は右手尺側手根屈筋です。