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硬岩対応型深礎機械化工法を開発

1998.06.28

東急建設(株)は、(株)ワイビーエム、東都電機工業(株)と共同で、「硬岩対応型・深礎機械化工法」を開発し、1998年6月26日〜27日の2日間、ワイビーエムの削岩フィールドで実験を公開しました。
東急建設は、すでに軟岩対応型の深礎機械化工法を開発し、建設機械化技術・公募型技術審査証明(日本建設機械化協会発行)を取得、特定技術活用パイロット事業などに適用してきましたが、この度、より強度のある岩盤に対応できる深礎の機械化を狙い、開発に成功したものです。

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【開発の背景】

深礎は、急峻地形で大型の杭打機械が入れない場所での基礎杭の施工に適用される工法のため、人力が主体となっており、常に地山の崩壊や落下物の危険にさらされる欠点がありました。また、発破に頼らざるを得ない地盤では自然環境破壊や地域住民への公害の発生も問題となっていました。こうしたことから、現場への搬入が容易な小型の機械でありながら、高効率で安全な機械化工法が時代の要請ともなっていました。


【開発経緯】

94年4月 研究開発着手
95年1月 一軸圧縮強度50MPaのコンクリートをパイロット掘削実験
95年5月 800mm矩形のパイロット掘削実験
95年8月 ワイビーエムにて改造パイロット実験施工
96年9月 東急建設の現場(山形)にてパイロット実験施工
97年6月 ワイビーエムにて拡幅実験および公開実験


【概要】

硬岩対応型・深礎機械化工法は、800mm矩形のパイロットを先行して掘削したのちに、これを反力体として3500mmまで拡幅するものです。そのため、従来の杭打機械のように大型の反力体を必要としない小型機械での施工が可能となりました。

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【カッタドラム拡幅方式の施工手順】

パイロット掘削では、ビット径508mmのハンマを800mm矩形のパイロット管の外周に沿って打撃・回転しながら移動して掘削します。パイロット管外周を20mmオーバーカットし、掘削土(カッティングス)は外周の間隙よりエアーとともに上昇させます。パイロット管が4m掘進すると、掘削土は排土孔より取り込まれ、バキュームによってスクリューオーガを伝わって上昇し、バキューム取出し口より排出されます。
つぎに拡幅掘削では、パイロット管の反力装置を動作させ掘削地盤に押し付けた後、矩形のパイロット管を反力にした拡幅用のカッタを旋回させます。スラストシリンダのストローク(1000mm)分推進すると、トラベリングピンを掛け替えて推進を繰り返します。


【特徴】

1.過酷な坑内掘削の解消
地上から掘削機械を操作するため、従来工法のように坑底での削孔やブレーカ作業を必要とせず、作業員が粉塵の中で過酷な作業を強いられる事がありません。

2.機械掘削の反力を岩盤からとる方式のため、ベースマシンの小型軽量化を実現
パイロット掘削は掘削反力の小さいダウンザホールハンマを用い、拡幅掘削は矩形パイロットおよび反力ジャッキでパイロット坑壁から掘削反力をとるため、地上に大型のベースマシンを設置する必要がありません。

3.簡易な架設構台での施工を実現
従来工法のベースマシンは100トン程度のものが必要ですが、本工法では20トン程度で済むため架設構台を軽減できコストダウンにもつながります。

4.急峻地や高さ制限のある場所での施工を実現
ベースマシンにバックホウを使用しているため、傾斜35度の急峻地形での走行搬入が可能です。

5.施工精度が高く余堀を最小限に抑制
掘削の自動化により、発破では起こりやすい余堀を抑制できます。



【今後の展開】

今後、高速道路の高架橋の基礎杭や地滑り抑止杭をターゲットに受注活動を展開する予定です。


【添付資料】

(株)ワイビーエム、東都電機工業(株)会社概要

商 号:株式会社ワイ・ビー・エム
本社所在地:佐賀県唐津市原1534 TEL.0955-77-1121
資 本 金:1億1100万円
設 立:昭和42年4月6日
業務内容:土木建設機械、鉱山機械の製造販売

商 号:東都電機工業株式会社
本社所在地:東京都大田区池上5-25-4 TEL.03-3755-2121
資本金:4000万円
>設立:昭和39年12月25日
業務内容:建設機器、自動生産装置、家電生産機械および自動機械<



【本件に関する問い合わせ先】

 
東急建設株式会社
経営企画室広報担当 井上、下原
TEL.03-5466-5005
E-mail:webmaster@tokyu-cnst.co.jp

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