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先輩の声

技術本部
建築エンジニアリング部

板橋 靖

大学院国際協力
研究科修了

社内経歴

1996年4月

東急建設入社 

1996年7月

横浜支店建築部に配属 大学のキャンパス新築工事作業所にて現場監督を担当。その後数件の作業所を経験

2001年3月

技術本部建築エンジニアリング部に配属
同部よりさる大学の土質・基礎関係の研究室に派遣、山留め挙動に関する研究を行う

2003年9月

派遣期間が終わり、同部の基礎技術Gに配属
現在に至る

 

仕事紹介

「目指すは安全かつ低コスト」

現在の私の主な業務は、市販ソフトでは出来ないことを可能にするための“東急建設版「山留め計画システム」の開発”です。

入社後、作業所勤務を5箇所経験し、穴を掘るために莫大なコストをかけていることを知りました。宙に浮いた建物はなく、必ず穴を掘って土に埋め込む。都心部では狭い敷地一杯に建物が計画され、おまけに地下室まである。脇には電車が走っていたり、高速道路の高架があったりと、危険と隣合わせの作業所もたくさんあります。仮設はゼネコンの腕の見せ所と言われますが、安全を確保しながら、いかに低コストに抑えられるかが問われます。

入社6年目から2年間、派遣という形で、さる大学の理工学総合研究所の土質基礎関係研究室に所属し、山留め計算を学びました。派遣当時は、山留めに関して全くの素人で、派遣先の先生に一から教わりながら計算プログラムを作成しました。その後は自分の作成したプログラムを使って山留め挙動に関する解析的研究を行いました。

派遣期間が終わり山留め計画を実際に行っている部署との意見交換を行うと、当社保有の市販ソフトでは対応できない解析ケースや工法があるとのこと。「こういうことが出来れば・・・」という意見を多数頂きスタートしたのが、今の開発テーマです。派遣時代に学んだ知識と経験を活かし、当時作成したプログラムを改造して誰にでも使えるシステムとして構築しています。山留め計算は施工段階を追いながら行うため解析条件が多く、あらゆるケースに対応できるよう試行錯誤を繰り返しています。

また、現在はこのシステム開発と並行し超高層建物の杭基礎の設計にも携わっています。一般的には目に触れることのない部材ですが、大きな荷重を支える重要な部材です。自分の設計した建物(実際には自分が設計に携わった建物ですが・・・)が完成することを今から心待ちにしています。

「経験がものをいう仕事」

時として地盤がらみで起こったさまざまな問題が作業所から舞い込んできます。地盤沈下、山留め壁やご近隣の擁壁の変形、地下水の問題等いろいろありますが、工事中の問題なので即決を求められます。工事を中断するのか、継続して経過を見るのか、新たに計測をするのか、対策をどうするのか。判断を誤れば大きな事故やご近隣への迷惑になる可能性があります。かといって、全てNGを出すこともできません。問題が発生すれば、まず現地に行き、物を見て、触れて、当面どうするかを判断する。その後、計算と検討を行い、今後どうするかを判断する。

自分はまだまだ経験不足なので、すべてを自分で判断することは出来ませんが、上司と一緒に行動することで場数を踏み、「地盤と基礎に関しては“あいつ”に聞け」と言われる“あいつ”を目指して日々精進の毎日です。


 

タイムスケジュール

9:00 出社
9:30 構造設計部の担当者と超高層建物基礎の設計に関する打合せ
10:30 デスクワーク 超高層建物の杭の設計
12:00 昼休み
13:00 現地調査 擁壁の安全性について
15:00 デスクワーク 開発中ソフトの動作チェック・資料作成
16:00 山留め計画システムの開発打合せ 技術Gの前で開発中ソフトのデモンストレーション
18:00 プログラミング会社の方と打合せ
19:00 デスクワーク
打合せ議事録の作成と資料整理
19:40 退社