■なぜ、ライフサイクルを考慮することが有効なのか

建物の一生(計画→設計→施工→管理→保全→改修→廃棄→新規計画)において発生する費用のことをライフサイクルコスト(LCC)と言います。このLCCは膨大であり、一般的な建物において、30年間に掛かるトータルコストのうち、その2割強がイニシャルコスト(建設時にかかる費用)、その残りがランニングコスト(建物を運用・維持保全するためにかかる費用)と言われています。

図は、建物の生涯費用(LCC)を氷山に例えたものです。建設費はまさに氷山の一角であり、海面下の保全費用などがその多くを占めていることを表しています。

建物の生涯費用を低く抑えるためには、建設費以外のコスト(LCCの約8割近くを占めるランニングコスト)も含めて削減することが効果的です。